保育からみる動物園 No.6
- 佐々木 匠

- 2022年11月4日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年10月16日
※記事作成日:2016年10月20日
保育所保育指針 第二章子どもの発達 2 発達過程より >保育士等は、次に示す子どもの発達の特性や発達過程を理解し、発達及び生活の連続性に配慮して保育しなければならない。
として、おおむね8つの発達過程をとらえています。
①6か月未満 子どもが示す様々な行動や欲求に、大人が適切に応えることで人に対する基
本的信頼が芽生える。
②6か月から1歳3か月未満 運動面の発達により自ら触ってみたい・関わってみたいとい
う意欲が高まる。欲求や気付いたことを大人に伝えようと指し示すようになってくる。
③1歳3か月から2歳未満 歩行の獲得により「自分でしたい」という欲求を発揮したくな
る。友達や周囲の人への興味が高まる。
④おおむね2歳 強く自己主張する姿が見られる。盛んに模倣し、物事の間に共通性を見出
せるようになってくる。イメージを膨らませることや言葉を使うことが楽しくなる。
⑤おおむね3歳 大人の手助けを拒むことが多くなる。知的興味・関心が高まる。人や物へ
の理解を深め、社会性を育む。
⑥おおむね4歳 身近な自然環境に積極的に関わろうとする。生き物や無生物にも心がある
と信じることがある。仲間とのつながりが深くなると同時に主張をぶつけ合うことで競争
心やケンカも増える。
⑦おおむね5歳 人の役に立つことを嬉しく感じてくる。集団意識が高まることで表現力も
増し、葛藤を体験しながら成長する。
⑧おおむね6歳 遊びが複雑化し、その中で決まりごとの重大性が分かってくる。自主と協
調の態度を養う。周囲の大人の言動についてもよく観察し、意見を述べることも増えてく
る。
かなり単純化して書きましたが、それぞれの発達過程を理解しておくことは大切だと思います。 子どもが自ら発達していく力を支え、言わば可能性を引き出すような接し方が、親のみならず、子どもに関わる大人に必要になってくると思います。 誰でもできる重要なことは、子どもがその時に楽しんでいることを尊重すること。興味を持って立ち止まったなら、体験に夢中になったのなら、先を急かすのではなく共感すること。




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